冬になり乾燥が気になる今日この頃。
指先の脱皮が激しくて困っております。
よくテレビなどで酒造りをしている杜氏(とじ)さんの手は「白くてキレイ」ということを耳にしたことはないでしょうか?
乾燥が気になる身としては、だいぶ羨ましい限り。
しかし、実態は手荒れし放題らしいのです!
それにはちゃんと理由がありました。
「白くてキレイ」と「手荒れし放題」
2つの意見が存在する理由に迫ってみます。
酒造りは水仕事の連続

https://note.com/embed/notes/n5af3ea57c4ef
こちらでも触れていますが、酒造りには大量の水を使うんです。
・醸造用水 洗米・浸漬用水
(白米を洗う洗米、必要な水分を吸わせる浸漬の工程で用いる水)
・仕込用水(酒そのものになる原料水)
・雑用用水
・瓶詰用水 洗瓶用水(瓶を洗うための水)
・割水用水(加水に使うための水)
・雑用用水
酒造りに必要な水は、仕込みに使う総米重量のおよそ50倍といわれています。
一般的に、中規模蔵の仕込み量が1500キロといわれていますので、その場合は7万5000リットルの水を使うことになります。
https://jp.sake-times.com/think/study/importance_of_water
お米を洗うのはもちろん、酒造りのための様々な道具もこまめに洗うだろうし、ほぼ水に手が浸かっていると想像されます。
そうなんです、これだけ水に触れていたら手を守るための皮脂はなくなってしまうんです。
乾燥するからといってハンドクリームを塗ることは許されません。
ケアしたくてもケアできない、酒造りは手の犠牲の上になりたっているんですね。
ありがとうございます。
でも杜氏さんの手がキレイになるタイミングがあることも本当のようです。
麹造りがポイント

酒造りの工程で米と麹菌を繁殖させて、米麹を造る工程があることをご存知でしょうか?
麹を扱い始めると杜氏さんの手は「白くてキレイ」になるのです。
麹菌には多くの酵素が含まれており、この酵素の働きによって皮膚が健やかな状態に保たれ、さらに乾燥からも守ってくれます。
そう、この麹造りがポイントなんですね。
米に麹菌を振りまいてワシャワシャしている映像をみたことがあるかと思います。
https://www.youtube.com/embed/MRu1mzTXReo?rel=0
↑この工程がポイント。
このイメージだいぶ強くないですか?
ぼくは杜氏さんの手がキレイな理由は間違いなくこれをイメージしていました……。
酒造り職人・杜氏の手は荒れ放題!その理由とは まとめ

良くも悪くも「麹=肌に良い」というイメージが先行してしまったが為に「杜氏さんの手=白くてキレイ」というイメージになったのだと思いました。
しかし実際は水仕事が多く荒れていることが多いのが実態の様です。
ただ!調べたのはインターネット上のお話。
どこまでが本当でどこまでが本当じゃないのか、ネットで調べだけでは判断できないということも頭の片隅に置いてください。
と言いつつ、この記事は確かにな〜とも思ったので参考までに。
『『杜氏の手は綺麗』は都市伝説? お米にまつわる美容成分の豆知識』