あけましておめでとうございます。
まじのみの中の人、ジンボラボ 神保貴雄です。
今日の晩酌は何を呑みますか?
さて今回は元旦ということもありますので、お正月に呑みお酒「お屠蘇(とそ)」について学んでいきまっしょい!
ただ単にお正月に呑むお酒のことを「お屠蘇」というのかと思っていたら大間違い!!
そこには古来から伝わる、お屠蘇の作り方や呑み方がありました。
ということで、早速いってみましょう!
お屠蘇とはサングリア

「お屠蘇」とは、酒やみりんで生薬を浸け込んだ一種の薬草酒。お屠蘇に入れる「屠蘇散」は正式には屠蘇延命散と言います。
「屠蘇」と難しい漢字を書きますが、これにも意味があります。ひとつに「屠」は「屠(ほふ)る」、「蘇」は「病をもたらす鬼」という意味で、すなわち鬼退治。あるいは「屠」は「邪気を払う」、「蘇」は「魂を目覚め蘇らせる」という意味にとるなど、微妙に違う解釈がいくつかあるようです。
いずれにしても邪気を払い無病長寿を祈り、心身ともに改まろう、という願いを込めていただく、お正月ならではのセレモニー酒です。
https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=379
そうだったんですねー。
いやーマジで知らなんだ……この歳まで知らなかったなんて、なんだか恥ずかしい。
ちょっと違うかもしれませんが、いわゆる「漬け込み酒」みたいなものですよね。
ワインに果物を入れて漬け込んで楽しむ「サングリア」なんて呑み方がありますよね。
お屠蘇も和風のサングリアみたいなものだと思うといいかも(怒られそうでが)。
お屠蘇の材料と作り方

お屠蘇は主に「屠蘇散」という生薬を漬け込んで作られたお酒ですが、実は屠蘇散の中身はどれも同じではありません。5~10種類の生薬がブレンドされており、メーカーなどによってどの生薬が配合されているかが異なるのです。
多くの屠蘇散で使用されている代表的な生薬としては、まず「山椒(サンショウ)」が挙げられます。山椒は香辛料の一種としてもおなじみですが、胃を健やかに整える作用を持つ生薬でもあります。ついごちそうを食べすぎたりお酒を飲みすぎたりしがちなお正月には、うってつけの生薬だといえます。
https://www.twellv.co.jp/program/tabi/sushi/article-sushi/sushi-article-051/
山椒のほかにもミカンの皮を乾燥させた「陳皮」や、「桂皮」「肉桂」と呼ばれるシナモンも加わることが多いとのこと。
「一人これを飲めば一家疾なく、一家これを飲めば一里病なし」
と言われるほど様々な効能があると考えられています。
いまで言うところの「リポビタンD」や「アリナミンV」みたいなものだと考えるといいかも。
ちなみにこの「屠蘇散」は薬局やドラッグストアでも売っているとのこと。
おっ!Amazonにも置いてある。
この屠蘇散を日本酒とみりんを合わせた液体に漬け込むだけでOK。
日本酒とみりんの割合はお好みで問題ないとのこと。
みりんはアルコール成分が入っている「本みりん」を使うのがマスト。
みりんについても記事を書いています。
漬け込み時間は7〜8時間。
ということは元旦の朝に呑むためには、前日の大晦日から用意しておく必要がありますよね。
いただく際に漬けていた屠蘇散を取り除いたらできあがり!
お屠蘇の呑み方

邪気を払い、一年の健康を祈るというのがお屠蘇の本来の役割です。その役割を正しく果たすためには、飲み方にも気を付けなければなりません。
お屠蘇の正式な飲み方は、まずおせち料理や雑煮などお正月のごちそうを食べる前に飲みます。このとき、ただ飲むのではなく、家族全員がそろって東側を向いておきましょう。
https://www.twellv.co.jp/program/tabi/sushi/article-sushi/sushi-article-051/
なるほど、せっかくご利益があるんですから呑み方にもこだわりたい。
おせちやお雑煮を食べる前に呑むんですねー。
寝起きの空腹にかなり効きそうな気がしますが……量にもよりますね。笑
東の方向を向いて家族全員でいただくそうですが、節分の「恵方巻き」を思い出します。
酒器などにもこだわりたいところですが、さすがに現代でそこまで忠実に守っているお家は少ないんでしょうね。
それぞれのスタイルで屠蘇っちゃいましょう!
お屠蘇ってサングリア!?材料・作り方・飲み方を学んで元旦に備えましょう

いやー元旦から勉強になりました!!
ということで、お屠蘇でもいただきます(ムフフ)。
いやいや、お屠蘇で身を清めますか(ニヤリ)。