まじのみの中の人、ジンボラボ 神保貴雄です。
今日の晩酌は何を呑みますか?
さて、今回も少し脱線気味なお話。
僕が幼少のころ、おじいちゃんの家に行くと「マムシ酒」がありました。
見たことありますか?マムシ酒??
それはもうおどおどろしいビジュアルで、幼少期のトラウマ体験の5本の指に入っています。
(バカ殿の「ポロリ」はいい意味でのトラウマ)
マムシがなかったのでハブ貼っときます。
こちらは売り物なので多少ポップな感じがしますが、じいちゃんの家にあったのは一升瓶のなかにただただマムシと酒が鎮座しているスタイル。
一升瓶が茶色なので、多少モザイクがかかっているとはいえ、マムシと目が合ったときの衝撃をいまも覚えています。
もちろんマムシは度数高めの焼酎に漬けられているので死んでます。
それをじいちゃんが呑んでいたのかどうか……は定かではありませんが、覚えていることがあります。
それは「打ち身(打撲)や捻挫」の患部にマムシ酒を塗ると、早く治るということ。
たまたまその時、打撲だったかな……僕がケガをしていて、試しに塗ってもらったことがあるんですね。
一升瓶から注がれた琥珀色の液体。
今回調べてみてわかったのですが、あの色になるまでは最低でも5年くらいは漬ける必要があるとのこと(じいちゃんよ)。
液体の見た目的には、まったく問題ないのですが……めちゃくちゃ臭い!!
よく「臭くて鼻が曲がる」なんて表現をしますが、まさに。
曲がった鼻が目に入って失明するくらい曲がります。
もしくは口に入って呼吸困難になります。
それを患部に塗り込むと「スーッ」とする感じがしてちょっとだけ気持ちいい。
……だが臭いっ!!
圧倒的に臭い!!
痛覚より嗅覚が先行することで鎮痛作用があるんじゃないかと思うくらい。
ほんで、しばらく臭い!とにかく臭い!!
どんなニオイかと言うと……独特な土臭さというか鼻の奥を直撃で刺激する刺激臭。
学生の頃、理科の授業で「アンモニア」を直嗅ぎしたときの衝撃に似てるやも。
ハブとじいちゃんを少しだけ恨んだのを覚えています。
マムシ酒の効能を解説

しかし、これってあながち「ヤブな民間療法」ではないんです。
お酒(アルコール)は蒸発する力が強いんです。
いまや消毒液(アルコール)で手指消毒をするのは当たり前になりましたが、消毒液を手に塗るとちょっとスーッとしますよね。
腕に注射するときも脱脂綿につけた消毒液を塗るじゃないですか?
あのときも塗った場所が、冷たくというか涼しく感じますよね。
アルコールは水よりも蒸発する力が強い。
で、蒸発する際に体から熱を奪うんです。
理科や科学の実験でやりませんでしたか?
人間が汗をかくのも同じ原理です。
運動して発生した体の中の熱を外に出すために、汗をかきその水分が蒸発する際に熱を体の外に出すのです。
です。
ちょっと難しいですよね。
なんとなくでいいので覚えておいて損はない豆知識!!
と、ここで勘のいい方ならお気づきだと思います。
アルコール(焼酎)だけでよくね??
マムシいらなくね??
はい、そうなんです。
アルコールの気化熱で熱をとるだけならマムシ酒である必要はまったくござんせん!!
普通にアルコール度数が高めの焼酎を患部に塗るだけでOK。
となるとやっぱりあの強烈なニオイがとっても重要な鍵を握ってる気がしますね。
マムシのエキスが、こーなんだろ……アレするんでしょうね。
マムシ酒って知ってますか?幼少期のトラウマ体験!その効能とは?まとめ

と思ったらフリーサイトにマムシ酒の写真を発見!!
瓶の模様でちょっとグロテスク感が緩和してますね。
いまお家にマムシ酒があるご家庭はほとんどないと思います。
いや、でもあれかな、物置とかに置いてあったりするのかな。
まだニオイを嗅いだことがない方は、ぜひ一度体験してみて欲しい!
奇跡体験アンビリーバボーしてみて。
曲がった鼻で失明と窒息しないようにだけ気をつけてね。